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広告配置について
Vungle SDK v.5.1, 以降、広告配置がサポートされたことによって、パブリッシャーは広告配置ごとに広告体験をカスタマイズできるようになっています。広告配置専用のレポート機能では、各広告配置に最も適した広告タイプを調べることができます。
広告配置機能は以下の用途に応用できます。
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特定目的のための最適化: アプリケーション内でさまざまな広告配置を定義すると、一部の広告をパフォーマンスの点で最適化し、その他の広告をフィルレートの点で最適化することが可能となります。たとえば、デベロッパーによっては、インタースティシャル広告のパフォーマンスを最適化することが好まれるのに対し、報酬型広告配置は、フィルレートを最適化するのに十分な回復性を備えている場合があります。
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メディエーション ウォーターフォールでの複数のポジション: 広告配置機能を使用すると、メディエーション パートナーによってその機能がサポートされている場合に、メディエーション ウォーターフォールに Vungle を複数回出現させることが可能になりました。メディエーション パートナーは通常、広告ネットワークの順序を静的に保ちます。そのため、多数の広告リクエストが行われた後で、最上位の広告ネットワークがパフォーマンスの低い広告を配信し、最終的にそのデバイスの広告枠をまったく満たさなくなり、別のネットワークがパフォーマンス最適化の機会を得ます。
互換性のあるメディエーション パートナーを利用することで、ウォーターフォールの最上位、つまりプレミアム パフォーマンス スロットに Vungle を位置付けることが可能になりました。この広告配置の広告リクエストでは、パフォーマンス面の最適化が行われます。ウォーターフォールの最下部にあるレムナント在庫スロットとして Vungle を再び入力すると、この広告配置用にリクエストされた広告では、ハイパフォーマンス広告の提供がすべて完了した後でフィルレートの最適化に重点を置くことができます。
Vungle ダッシュボードでの広告配置の設定
使い慣れた Vungle ダッシュボードは、アプリケーションで広告配置を定義するために使用できるようになりました。ここでは、Vungle に既に登録されている既存のアプリケーション用に広告配置を設定するとします。
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Vungle ダッシュボードにログインします。
- [Create Placements] 画面にアクセスする方法はいくつかありますが、ここでは最も一般的な方法でアクセスすることにします。
- [Publisher Application Management] ページの右上隅では、[Applications] ページと新しい [Placements] タブの間で切り替えられるようになっています。新しい広告配置を追加する方法の 1 つとして、[Placements] に切り替えて、[Add New Placement] をクリックする方法があります。
- 広告配置を作成するもう 1 つ別の方法は、アプリケーションを選択してアプリケーション名をクリックすることです。そのアプリケーションの広告配置ページが表示されたら、[Add New Placement] をクリックします。
- 最後に、アプリケーションを選択して、その右側にある
(設定の編集) ボタンをクリックすることもできます。[Application Details] ページが表示されたら、右パネルの [Add New Placement] リンクをクリックします。
- 基本的に、アプリケーションの編集作業は、そのアプリケーションの広告配置ですべて行うことができます。
- [Publisher Application Management] ページの右上隅では、[Applications] ページと新しい [Placements] タブの間で切り替えられるようになっています。新しい広告配置を追加する方法の 1 つとして、[Placements] に切り替えて、[Add New Placement] をクリックする方法があります。
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[Create Placement] ページで、広告配置の追加先にするアプリケーションを選択します。[Create Placement] ページに特定のアプリケーションからアクセスした場合は、アプリケーション名が既に入力されていることがあります。
- 次に、最初の広告配置の名前を入力して (参照 ID は自動的に割り当てられます)、それが報酬型広告体験かどうかを指定します。
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[Submit] をクリックします。そのアプリケーションに対して定義された広告配置が表示されます。
以下の点に留意してください。- Vungle では、入力した各広告配置の参照 ID が自動的に生成されます。これは広告配置の一意の識別子であり、広告配置を識別するための必須情報です (たとえば、Reporting API をクエリーして、広告配置でフィルタリングする場合は、この参照 ID を指定する必要があります)。
- Vungle では、単一の広告配置の広告しかユーザーのデバイス上で自動キャッシュされません。他の広告配置の広告は、アプリケーションが SDK の loadAd メソッドを呼び出したときにキャッシュされます。
アプリケーションの最初の広告配置、つまりデフォルトの広告配置は、そのアプリケーションの自動キャッシュ対象として自動的に指定されます。複数の広告配置を定義したら、自動キャッシュする広告配置を広告配置画面で指定することができます。デベロッパーは通常、出現頻度が最も高い広告配置を自動キャッシュの対象として選択します。
[Application Details] ページには、アプリケーション用に定義された広告配置がすべて表示されるようになりました。広告配置の参照 ID は [Application Details] ページで確認できます。
ダッシュボードでアカウント情報を確認してから [Placements] ページに切り替えると、アプリケーションが広告配置ごとに細分化されます。
また、[Placements] ページに切り替えることで、すべての広告配置をレビューすることが可能です。広告配置の編集はこのページで行うことができます。ここでは、必要に応じて広告配置の参照 ID を確認することもできます。
- Vungle では、入力した各広告配置の参照 ID が自動的に生成されます。これは広告配置の一意の識別子であり、広告配置を識別するための必須情報です (たとえば、Reporting API をクエリーして、広告配置でフィルタリングする場合は、この参照 ID を指定する必要があります)。
Vungle ダッシュボードでの広告配置のレポート作成
Vungle ダッシュボードには、アプリケーションのレポート内容に、そのアプリケーションの全広告配置に関する情報が含まれるようになりました。
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Vungle ダッシュボードにログインします。
- 前述したとおり、[Applications] ページと新しい [Placements] ページの間は切り替えが可能となっています。[Applications] に切り替えます。
- ダッシュボードでアプリケーションを確認すると、[Accounts] ページには、各アプリケーション用に定義したすべての広告配置が閲覧回数、新しいデバイス、広告配置ごとの収益とともに表示されます。
- パブリッシャー向けメニューから [Reports] に移動します。これにより、広告配置で細分化されたアプリケーション関連レポートをダウンロードできます。
- また、広告配置情報を含むようになった詳細レポート用に Vungle API を使用することもできます。パブリッシャー向け Reporting API 2.0 を参照してください。